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コールセンターの応対手順を動画で共有する:新人が早く立ち上がる仕組み

コールセンターは、覚えることが多く入れ替わりも起きやすいため、新人の立ち上がりに時間がかかるというご相談をよくいただきます。本記事では、応対の流れやシステム操作を動画で手順書にして、新人が早く独り立ちできる仕組みづくりを整理します。

Flowbase編集部2026年6月25日8分
ワークフロー
覚えることが多い現場を支える

コールセンターの応対手順を動画で共有する

新人が早く立ち上がる仕組み

「コールセンターは覚えることが多く、人の入れ替わりも起きやすいので、新人が独り立ちするまでに時間がかかる」というご相談を、運営の担当者からよくいただきます。応対の言い回し、システムの操作、例外時の対応と、覚える範囲が広いうえに、教える先輩の負担も大きい、というお悩みです。

新人の立ち上がりには、整備不足が影を落とします。Flowbaseが2026年3月に実施した自社調査(非作成者300名)では、整備が足りないことで「業務の進め方が分からず人に聞く必要があった」人が20.0%、「慣れるまで時間がかかった」人が14.3%でした。出典は業務マニュアル作成実態調査2026です。

私たちは、応対の流れやシステム操作のように、見れば分かることは動画で先に渡しておくと、教育の負担と立ち上がりの時間を同時に減らせると考えています。本記事では、コールセンターの業務を動画で手順書にして、新人が早く立ち上がる仕組みをつくる進め方を整理します。

コールセンターの教育でつまずきやすいこと

応対業務の教育には、いくつか共通したつまずきがあります。

一つは、覚える範囲の広さです。基本の応対だけでなく、複数のシステムの操作、商品やサービスの知識、例外時の手順までが重なります。最初にまとめて説明されても、新人はすべてを一度には覚えきれません。

もう一つは、教える人による差です。隣に座って教える形(OJT)が中心になりがちで、教える先輩によって説明の仕方や強調する点が変わります。同じ業務でも教わる内容がそろわないと、応対の品質にばらつきが出ます。

加えて、知りたいときにすぐ確認できないという問題もあります。分厚いマニュアルのどこに書いてあるか探しているうちに、応対が止まってしまう、ということが起こります。

覚えることが多い現場ほど、一度に教えるより、必要なときに必要な箇所を見られる状態をつくるほうが、定着しやすいと私たちは考えています。

動画で手順書にすると変わること

応対の流れやシステム操作を録画して手順書に整えると、教育の進め方が変わります。

新人は、基本の応対やシステム操作を動画で先に見て、全体像をつかんでから現場に入れます。先輩は、毎回ゼロから説明する代わりに、つまずいた箇所の補足や、判断の難しいところに時間を使えるようになります。

教える内容がそろう点も大きな変化です。動画という共通の基準があれば、誰が教えても同じ手順が伝わります。応対品質のばらつきを抑えることにつながります。

探すから聞くへ: 動画手順書をためていくと、知りたいことを質問の形で探せる土台になります。分厚いマニュアルを開く代わりに、必要な箇所にすぐたどり着ける状態を目指せます。

作り方のステップ

身構えなくても始められます。基本の流れは次のとおりです。

  1. 新人がつまずきやすい応対やシステム操作を一つ選ぶ
  2. ふだんの応対や画面操作を録画する(個人情報の扱いには配慮する)
  3. AIに解析させ、手順のまとまりごとに区切った下書きを作る
  4. 実際の言い回しや、言ってはいけない表現などの注意点を補う
  5. 例外時の分岐(こういうときはこうする)を書き足す
  6. 新人に見てもらい、分かりにくい箇所を直す

よくある問い合わせの上位から手順書にしていくと、効果を実感しやすくなります。

運用するときのポイント

コールセンターならではの、運用で気をつけたい点があります。

応対の録画や画面のキャプチャには、お客さまの個人情報が含まれることがあります。録画する範囲や、共有してよい相手をあらかじめ決めておき、見られる人を権限で絞ることが大切です。

内容の更新も頻繁に起こります。商品やサービス、システムが変われば手順も変わります。誰がいつ見直すのかを決めておくと、古い手順のまま案内してしまうことを防げます。シフト制で勤務時間がそろわない場合は、各自の都合のよい時間に見られる渡し方にしておくと、教育が回りやすくなります。

Flowbaseでの考え方

私たちが提供しているFlowbaseは、応対や画面操作の様子を録画すると、AIが内容を解析して手順書の形に整える仕組みです。覚える範囲が広く、更新も多いコールセンターのような現場でこそ、撮るだけで下書きができ、必要なときに見返せる手軽さが活きると考えています。

ツールで作ること自体が目的ではありません。新人が早く立ち上がり、先輩の負担が軽くなり、応対の品質がそろっていく。その状態に近づけるための土台として、動画の手順書を少しずつ整え、続けて更新していくことをおすすめします。

なお、ここでご紹介した進め方が、すべての業務にそのまま当てはまるとは限りません。私たちもあらゆる現場で検証できているわけではないため、お客さまのご相談をいただきながら、プロダクトやAIの精度を一緒に調整し、現場に合う形を探していきたいと考えています。まずは小さく試して、合うかどうかを一緒に確かめさせてください。

よくある質問

Qお客さまの個人情報が映ってしまうのが心配です。

A

録画する範囲を、手順として必要な操作画面に絞ることをおすすめします。個人情報が含まれる部分は録画の対象から外したり、見せたくない箇所を画面上で隠したりすることもできます。共有できる相手を権限で限定するなど、運用のルールを先に決めておくと安心です。

Q応対の言い回しまで手順書にできますか?

A

基本の流れは動画で見せたうえで、実際の言い回しや避けるべき表現を、注意点として書き足すのがおすすめです。映像で全体像をつかみ、言葉の細部は注意書きで補うことで、応対の品質をそろえやすくなります。

Qシフト制で全員に同時に教えるのが難しいです。

A

動画の手順書は、各自の都合のよい時間に見てもらえます。勤務時間がそろわなくても、共通の基準を全員に届けられるため、シフト制の現場と相性がよい進め方だと考えています。

#コールセンター#応対手順#オンボーディング#動画マニュアル
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